当院の場合、漢方でいう「未病(みびょう、まだ発症してない段階での病気の見出し)」という発想に基づいて、「軽いうちに重篤な病気の芽を見つけ出そう」と慎重な鑑別診断を行います。また、「何も症状はないけれども、発症そのものを予防したい」とお考えの方々のためには健康診断も行っています。
不幸にして突然脳卒中が起き、障害が残ってしまうと、大量に使う高価な薬代の一部を自己負担するだけでなく、入院治療とリハビリ治療と後遺症を抱えての通院とで苦労されることになりますし、ご家族の方にも入院、リハビリ、通院時の付き添いと(介護保険を使える部分はあるにしても)自宅での介護で少なからぬ負担をかけてしまいます。
各々に受診費用は伴ないますが、(1)血圧を注意するだけでも「脳卒中にならずに、後日、医療費を負担しないで済む確率」が高まります。また(2)すでに脳卒中を発症された方についても、軽い症状のときから通院をして「血流を良くする薬」の投与を受け続けることで、かなりの程度その再発を予防することができます。
やはり、発症を予防したり、早期発見で再発を防ぐことが大切なのです。「ご一緒に脳卒中などを防ぎましょう」とお呼びかけをする所以です。
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